
サンノゼ(アメリカ) — マリク・ティルマンはPK戦を観戦するのは好きだ。しかし、実際に参加することはあまり好きではないようだ。ティルマンは火曜日の練習前に「PK戦は避けたい」と語った。「誰もがそれを避けたいと思う。でも、時にはそうなることもある。だから、準備はしないといけない。90分で試合を決められるように、全力を尽くすよ」。アメリカ代表は、2026年ワールドカップのラウンドオブ32でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する。ノックアウトステージに入った今大会では、引き分けの場合は試合時間と延長戦を含めて、勝敗をPK戦で決めることになる。アメリカ代表がPK戦を経験する可能性があるのだ。月曜日は、ドイツとオランダがノックアウトステージでの試合をPK戦で敗れ、両チームが大会から敗退する結果となった。なんと、PK戦では10本のキックがミスされ、これは1日のミス本数としてワールドカップ史上最多となった。アメリカ代表にとって、まもなく控える試合の重要性を考えると、PK戦に突入した場合、選手がミスをすることは許されない。ディフェンダーのクリス・リチャーズは「大きな国が2つも敗退したからね」と語った。「自分たちもいいパフォーマンスをして、この試合を突破したい」。アメリカ代表がPK戦を経験したのは、ちょうど1年前の2025年コナカフゴールドカップの準々決勝、コスタリカ戦である。この試合は、壮絶な戦いとなり、アメリカが勝ち抜ける形になったが、それはGKのマット・フリーズが3本のPKをセーブしたおかげでもあった。ティルマンはその試合でPKを失敗したが、PK戦では成功を収めている。彼は「練習でどれだけPKを成功させても、試合の場面でのプレッシャーは別物」と語った。「ああいう場面では、トレーニングでは得られないものがある。プレッシャーは確かにあるけど、試合の内容や自分の調子によっても変わると思う」。PKキッカーはあらかじめ決められており、監督やコーチ陣が練習での選手のPKの成功率を見て、誰がキックするかを決定する。ティルマンは「監督たちは、練習での結果を見て、誰がPKを蹴るべきかを決める」と明かした。ティルマンは自分のPKの蹴り方に自信を持っているようで、「これまでいろいろな蹴り方を試してきたけど、今の蹴り方には自信を持っている」と語った。リチャーズは、あまり考えすぎないようにしているらしい。「あまり詳しくは言いたくないけど、僕はディフェンダーなので、蹴る場所はしっかり決めて、そこに蹴る」と述べた。アメリカのエースストライカーであるクリスティアン・プリシッチは、他の選手のPKの蹴り方をあまり気にしないようだ。「みんなそれぞれスタイルがあるからね」と彼は語った。「だから、他の試合のPK戦を見て、参考にすることは難しいと思う。PKを蹴るというのは、すごく難しいことだし、勇気もいる。年々、GKのレベルは上がっているからね」。アメリカ代表は、今大会でPK戦に突入しないことを願っているが、もしPK戦になった場合、全選手が自信を持ってキックできるということを信じているようだ。「PK戦には行きたくないけど、もし行ったときの準備はできている」とリチャーズは語った。「みんな自分がPKを蹴るという自信は持っていると思う」。